概要
インボイス制度への対応に伴い、適格請求書の要件を満たすために、1枚の適格請求書につき税率ごとに1度だけ消費税額を計算し、端数処理をします。
取引先の汎用データを受け入れている場合は、確認してください。
取引先データ
対応が必要なデータ
- 請求書を適格請求書として発行する場合
「請求締の税額通知コード」項目の値が「4:明細単位」の場合は、要件を満たさないため対応が必要です。 - 納品書を適格請求書として発行する場合
「請求締の税額通知コード」項目の値が「1:請求書単位」の場合は、要件を満たさないため対応が必要です。
どちらの場合も、「請求締の税額通知コード」項目に値を指定していない(または「請求締の税額通知コード」の項目の列がない)場合は、対応は必要ありません。
対応方法
汎用データの受入項目
項目の追加はありません。
受入項目のデータのセット
「請求締の税額通知コード」項目にセットするデータを変更する必要があります。
以下のどちらかの方法で対応します。
- 空白にする、または「請求締の税額通知コード」項目を削除して受け入れる
[導入処理 - 取引先登録 - 取引先登録]メニューの初期値設定で設定された内容が自動でセットされて受け入れられます。
値をセットする項目名 受入記号 対応 請求締の税額通知コード CDBC122 値を空白にする、または項目を削除します。
参考 初期値は[F9:初期値]を押して設定できます。
[F9:初期値]は、メニュー起動直後などの得意先コードが未入力の場合に表示されます。 - 値を指定して受け入れる
値をセットする項目名 受入記号 対応 請求締の税額通知コード CDBC122 - 請求書を適格請求書として発行する場合
「1:請求書単位」をセットします。 - 納品書を適格請求書として発行する場合
「4:明細単位」をセットします。
- 請求書を適格請求書として発行する場合