概要
インボイス制度への対応に伴い、仕入税額控除の要件を満たすために、免税事業者との取引をする場合に対応が必要です。
取引先データ
対応が必要なデータ
免税事業者等の取引先データを受け入れる場合や、当製品で取引先の適格請求書発行事業者の登録番号を管理する場合に、対応が必要です。
対応方法
免税事業者等の取引先を受け入れる場合
汎用データに「インボイス登録区分」の受入記号(受入項目)を追加し、「1:免税事業者等」をセットして受け入れます。
値をセットする項目 | 受入記号 | 対応 |
---|---|---|
インボイス登録区分 | CDBC270 | 1:免税事業者等 をセットします。 |
当製品で取引先の適格請求書発行事業者の登録番号を管理する場合
汎用データに「インボイス登録番号」の受入記号(受入項目)を追加し、値をセットして受け入れます。
値をセットする項目 | 受入記号 | 対応 |
---|---|---|
インボイス登録番号 | CDBC271 | インボイス登録番号をセットします。 先頭に「T」を付けたあとに整数13桁、または「T」を付けずに整数13桁をセットします。 |
債務伝票データ(免税事業者との取引で、
2023年10月 1日以後に返品/値引がある場合)債務管理債務管理Pro多通貨対応版
対応が必要なデータ
免税事業者等から仕入れた商品を「2023年10月 1日」以後に返品/値引をした場合、「仕入税額控除経過措置の控除割合」の調整が必要なケースがあります。
過少申告にならないよう、返品/値引の「控除割合」は、商品の仕入時に計上した控除割合に合わせる対応が必要です。
例 | 下図の(A)の期間で仕入れや購入した商品を(B)の期間で返品や値引きをした場合には、(A)の期間の控除割合「全額控除」に調整します。 |
対応方法
受入項目に「インボイス取引区分」と「税区分コード」を追加し、値をセットして受け入れます。
値をセットする項目 | 受入記号 | 対応 |
---|---|---|
インボイス取引区分 | CDJS318 |
2:購入以外または施行日前の取引 をセットします。 |
税区分コード | CDJS307 |
「課税事業者(適格請求書発行事業者)用の税区分コード」をセットします。 |
参考 |
今回の追加項目が反映された「汎用データ受入形式一覧表(Excelファイル)」は、当製品の『操作説明(ヘルプ)』で確認できます。
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