債務管理Pro多通貨対応版
概要
インボイス制度への対応に伴い、適格請求書の要件を満たすために、1枚の適格請求書につき税率ごとに1度だけ消費税額を計算し、端数処理をするために対応が必要です。
また、取引先のインボイス登録番号を出力するために対応します。
取引先データ
対応が必要なデータ
- 取引先が適格請求書発行事業者の場合は、取引先の「インボイス登録番号」を受け入れる対応が必要です。
- 「支払締の税額通知コード」項目の値が「4:明細単位」の場合は、適格請求書の要件を満たさないため対応が必要です。
「支払締の税額通知コード」項目に値を指定していない(または「支払締の税額通知コード」の項目の列がない)場合は、対応は必要ありません。
対応方法
「インボイス登録番号」を受け入れる場合
汎用データに「インボイス登録番号」の受入記号(受入項目)を追加し、値をセットして受け入れます。
値をセットする項目名 | 受入記号 | 対応 |
---|---|---|
インボイス登録番号 | CDBC271 | インボイス登録番号をセットします。 先頭に「T」を付けたあとに整数13桁、または「T」を付けずに整数13桁をセットします。 |
「支払締の税額通知コード」の設定(「4:明細単位」)を変更して受け入れる場合
「支払締の税額通知コード」項目にセットするデータを変更する必要があります。
以下のどちらかの方法で対応します。
- 空白にする、または「支払締の税額通知コード」項目を削除して受け入れる
債権債務管理の[導入処理 - 取引先登録 - 取引先登録]メニューの初期値設定で設定された内容が自動でセットされて受け入れられます。
値をセットする項目 受入記号 対応 支払締の税額通知コード CDBC175 値を空白にする、または項目を削除します。
参考 初期値は[F9:初期値設定]を押して設定できます。
[F9:初期値設定]は、メニュー起動直後などの取引先コードが未入力の場合に表示されます。 - 「1:請求書単位」を指定して受け入れる
値をセットする項目 受入記号 対応 支払締の税額通知コード CDBC175 1:請求書単位 を指定します。