概要
免税事業者等との取引のうち、仕入税額控除できない消費税額が本体価格に上乗せされていない仕訳伝票については、[消費税一括自動計算]メニューで本体価格・消費税額を再計算し一括で修正できます。
- 仕訳明細の消費税自動計算が「税込金額からの計算」「税抜金額からの計算」の場合に計算されます。
- すでに、本体価格に上乗せされた仕訳伝票が混在していても、除外して処理されます。
操作手順
例 |
本体価格に上乗せする設定で運用しているが、汎用データ受入で他システムから受け入れる仕訳伝票では、消費税額20%分が本体価格に上乗せされていない。一括で仕訳伝票を修正したい。 変更前(汎用データ受入で受け入れた仕訳伝票では、本体価格に上乗せされていない)
変更後(本体価格に上乗せする)
|
- [随時処理 ‐ データ一括変更 ‐ 仕訳伝票データ一括変更 - 消費税一括自動計算]メニューを選択します。
- [消費税一括自動計算 - 条件設定]画面で、条件を設定して[画面]ボタンをクリックします。
- 処理方法で「免税事業者等との取引の消費税額を再計算する」を選択します。
- 免税事業者等との取引で仕入税額控除できない消費税額の現在に「本体価格に上乗せしない」、変更後に「本体価格に上乗せする」と表示されていることを確認します。
- 集計期間に施行日(2023年10月 1日)以降を指定します。
- [詳細条件]ページの登録区分指定で「汎用データで受け入れた伝票」にチェックを付けます。他にチェックが付いている登録区分がある場合は、チェックを外します。
- 集計結果画面に表示された仕訳明細を確認します。すべて変更してよければ、[F7:全選択]を押します。
- [F2:実行]を押します。
- [消費税一括自動計算 - 一括変更設定]画面が表示されるので、[実行]ボタンをクリックします。