『勘定奉行Smart』、または『勘定奉行11』のネットワーク版をご利用の場合
概要
利用者によって入力・参照できる部門について、Excelファイルを受け入れて一度に設定する方法を説明します。
利用者や、設定対象の項目が多いときにExcelファイルで入力した内容をインポートする方法が便利です。
利用者は、権限が付与された部門に対してだけ、仕訳伝票の入力や参照・帳票の確認ができます。
制限の範囲
権限が「〇:許可」に設定された部門だけが入力・参照できます。
初期設定は「ー:未設定」の状態になっていますので、初期設定のままではどの部門も入力・参照できません。
入力・参照できる部門を設定した場合に、各メニューでどのように権限が制限されるかを確認します。
例 |
以下の権限を設定した場合 |
仕訳伝票の入力・検索
他の利用者が入力した仕訳伝票のうち、入力・参照権限がどちらも付与されていない部門の明細は、確認できません。
仕訳伝票の入力
仕訳伝票入力時は、入力権限が付与されている部門だけが指定できます。
- 小川さんはすべての部門
- 川谷さんは大阪支店と福岡支店
- 山田さんは大阪支店だけ
仕訳伝票の検索
- 小川さん
- すべての仕訳伝票を検索・参照できます。
- 川谷さん
- 入力・参照権限のない本社だけの仕訳伝票は検索できません。
- 参照権限のある部門(大阪支店)が含まれている伝票はすべて検索できます。
- 参照権限のない部門(本社・福岡支店)が含まれている場合は検索できますが、部門の情報と合計金額は「*」で表示されます。
- 入力権限はあるが参照権限がない福岡支店は、自身で新規登録している場合は「*」にならずに確認できます。
- 山田さん
- 入力・参照権限のない本社だけの仕訳伝票は検索できません。
- 参照権限のある部門(大阪支店・福岡支店)が含まれている伝票はすべて検索できます。
- 参照権限のない部門(本社)が含まれている場合は検索できますが、部門の情報と合計金額は「*」で表示されます。
操作手順
部門に権限を設定する手順を『勘定奉行クラウド』の部門権限を例に、設定方法を説明します。
Excelファイルへエクスポートする
設定した内容をExcelファイルへエクスポートします。
エクスポートしたファイルを加工し、インポート用ファイルとして利用します。
- メインメニュー右上のから[利用者権限]メニューを選択します。
参考 以下の画面が表示された場合は、設定したいメニューを選択します。
- 画面左上のをクリックします。
Excelファイルをインポートする
エクスポートしたファイルを編集し、インポートします。
注意 |
必ずで作成したExcelファイルを、インポート用ファイルとして使います。 |
- インポートするExcelファイルを用意します。
- 登録する内容を入力し、Excelファイルを保存します。
Excelでインポートできる値は、画面上で登録できる値と同じです。
設定先 状態 値 全〇〇の権限を付与する 設定あり 〇 設定なし 空白 各項目 未設定 - または 空白
許可 〇 拒否 ✖
注意 「✖」は『奉行Edge 勤怠管理クラウド』で、「社員権限[上長用]」を選択している場合にだけ使います。
例 部門権限
- 小川さんは全部門の入力ができる。
- 山田さんは東京部門だけ入力ができる。
- 川谷さんは大阪部門だけ入力ができる。
以下の赤い枠内を編集します。グレー背景のヘッダー部分は、変更しないでください。
- 保存したExcelファイルを画面にドラッグ&ドロップします。
- Excelファイルから読み込まれ、設定が変更された部分に緑色のチェックマークがつきます。
読み込まれた内容を確認し、[F12:登録]を押します。
例 |
「全〇〇の権限を付与する」に「〇(設定あり)」が設定されている場合は、それ以下の各項目が「-(未設定)」で設定されていても、自動的にすべての項目が「〇(許可)」になります。 |