法定調書合計表の金額や人数が給与所得等支給状況内訳書と一致しない

回答

［⽀払調書１ - 法定調書合計表 - 法定調書合計表］メニューで表⽰される⾦額や⼈数と、［⽀払調書１ - 給与所得等⽀給状況内訳書］メニューで集計される⾦額や⼈数とが⼀致しない場合があります。

以下の 3 つの原因が考えられます。原因によって確認するメニューが異なるため、以下の内容をご確認ください。

• 調整額が原因で⽀払⾦額や源泉徴収税額が⼀致しない場合
• 年末調整の処理状況が原因で⽀払⾦額や源泉徴収税額が⼀致しない場合
• ⽀払⾦額が 0 円以下の社員が原因で⽀払⾦額、源泉徴収税額や⼈数が⼀致しない場合

調整額が原因で⽀払⾦額や源泉徴収税額が⼀致しない場合

調整額が⼊⼒されている社員を探します。

1. ［⽀払調書１ - 法定調書合計表 - 給与所得の源泉徴収票合計表内訳⼀覧表］メニューを選択します。
2. ［給与所得の源泉徴収票合計表内訳⼀覧表 - 印刷等条件設定］画⾯の［基本設定］ページで、以下のように設定します。
   
   
   1. 印刷対象で「A　俸給、給与、賞与等の総額」を選択します。
   2. 印刷様式で「詳細様式」を選択します。
3. ［印刷］ボタン、または［転送］ボタンをクリックして、出⼒します。
4. 調整額を確認します。
   「給与等調整」と「中途入社以外」に金額がある社員について、その金額を確認します。
   
   

   項目	集計される金額
   給料等調整	［給料等調整⼊⼒］メニューで⼊⼒した⾦額が集計されます。
   中途⼊社以外	［年末調整処理］メニューから「中途⼊社以外」で⼊⼒した⾦額が集計されます。

給与所得等⽀給状況内訳書には「給料等調整」や「中途⼊社以外」の⾦額が集計されないため、法定調書合計表と⼀致しません。

年末調整の処理状況が原因で⽀払⾦額や源泉徴収税額が⼀致しない場合

年末調整の処理状況が「甲欄／未処理」「甲欄／処理中」の社員を探します。

1. ［年末調整 - 年末調整⼀覧表 - 年末調整⼀覧表］メニューを選択します。
2. ［年末調整⼀覧表 - 集計パターン］画面で［新規］ボタンをクリックします。
3. ［年末調整⼀覧表 - 条件設定］画⾯の［基本設定］ページで、以下のように設定します。
   
   
   1. 集計パターン名に、「年末調整⼀覧表」など、⽤途がわかるような名称を入力します。
   2. 以下の項目にチェックを付けます。
      • 「退職社員を含めて集計する」
      • 「年末調整区分が「0：年調不要」の社員を含めて集計する」
      • 「⽀払⾦額がない社員を含めて集計する」
4. ［集計項⽬設定］ページの集計項⽬で、「≪課税収⼊⾦額≫」を選択します。
   
5. ［画面］ボタン、または［印刷等］ボタンをクリックします。
6. 「課税区分／年調計算」の処理状況を確認します。
   

   処理状況	法定調書合計表資料への集計の有無
   甲欄 ／未処理	法定調書合計表に集計されません。
   甲欄 ／処理中
   上記以外	法定調書合計表に集計されます。

給与所得等⽀給状況内訳書には、処理状況が「甲欄／未処理」「甲欄／処理中」の社員も集計されますが、法定調書合計表には集計されないため⼀致しません。
（年末調整処理の登録が漏れていた場合は、登録をして「処理済」にします。）

⽀払⾦額が 0 円以下の社員が原因で⽀払⾦額、源泉徴収税額や⼈数が⼀致しない場合

⽀払⾦額が 0 円以下の社員を探します。

見出し「年末調整の処理状況が原因で⽀払⾦額や源泉徴収税額が⼀致しない場合」で作成した年末調整一覧表で、「≪課税収⼊⾦額≫」を確認します。

給与所得等⽀給状況内訳書には「≪課税収⼊⾦額≫」がない（0 円以下の）社員も集計されますが、法定調書合計表には集計されないため⼀致しません。