詳細
リモートデスクトップ接続環境で「Remote Desktop Easy Print(RD Easy Print)」を利用した場合に、以下の現象が発生する場合があります。
- 印刷の開始位置がずれる
- 印刷できない
- 印字が途中で切れる
- 各メニューの起動や、[印刷等条件設定]画面の起動が遅い
補足 |
「RD Easy Print」とは リモートデスクトップクライアント側にだけプリンタードライバーをインストールすると、リモートデスクトップクライアント側のプリンターを利用できる機能です。 |
回答
以下の 2 つの手順で、「RD Easy Print」を利用しないように設定します。
- プリンタードライバーを追加する
- グループポリシーを設定・適用する
操作手順
プリンタードライバーを追加する
リモートデスクトップサーバーに、各クライアントマシンの「通常使うプリンター」と、奉行製品の[帳票別プリンタ登録]メニューで設定されているプリンタードライバーを追加します。
- Windowsの[スタート]メニューから、設定を選択します。
- [Bluetoothとデバイス - プリンターとスキャナー]メニューを選択します。
- [デバイスの追加]ボタンをクリックし、プリンタードライバーを追加します。
グループポリシーを設定・適用する
「RD Easy Print」を利用しないように、リモートデスクトップサーバーでグループポリシーを設定します。
注意 |
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- [Windows]キーと[R]キーを同時に押し、「ファイル名を指定して実行」を起動します。
- 「gpedit.msc」と入力し、[OK]ボタンをクリックします。
グループポリシーエディタが起動します。 - [グループの構成(ユーザーの構成)- 管理用テンプレート - Windows コンポーネント - リモートデスクトップサービス - リモートデスクトップセッションホスト - プリンターのリダイレクト]にある「リモートデスクトップEasy Printプリンタードライバーを最初に使う」で無効を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
- コマンドプロンプトで、3. で変更したグループポリシーを適用します。
Windowsの[スタート]メニューから、「コマンドプロンプト」を検索します。 - 「管理者として実行」を選択します。
- 「gpupdate /force」と入力し、[Enter]キーを押します。
- [印刷等条件設定]画面の[プリンタ設定]ページで、種類にプリンター名が表示されていれば、変更後のグループポリシーが適用されています。
補足 | 上記 2 つの手順でも「RD Easy Print」が利用される場合は、以下の原因が考えられます。
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