内訳書／概況書データに連動したい

概要

以下の製品から当製品の各内訳書や概況書に、データを連動する方法を説明します。

連動元製品

• 『勘定奉行Smart』『勘定奉行11』
  『勘定奉行Smart[個別原価管理編]』『勘定奉行11[個別原価管理編]』
  『勘定奉行Smart[建設業編]』『勘定奉行11[建設業編]』
  （以下、『勘定奉行』）
• 『固定資産奉行Smart』『固定資産奉行11』
  （以下、『固定資産奉行』）
• 『商蔵奉行Smart』『商蔵奉行11』
  『商奉行Smart』『商奉行11』
  『蔵奉行Smart』『蔵奉行11』
  （以下、『商蔵奉行』）

必要な設定

各内訳書や概況書にデータを連動する方法を設定する

1. ［随時処理 - 奉行連動データ受入 - 連動初期設定］メニューを選択します。
2. ［連動初期設定］画面の［基本設定］ページで、連動方法などを設定します。
   1. 連動方法
      以下の 2 つから、連動方法を選択します。
      • 直接連動
        直接、当製品に内訳書データや概況書データを登録します。

      • ファイル連動
        当製品に連動する各内訳書データや概況書データのファイルを、別途、連動元の製品で作成します。
        作成したデータファイルを当製品で受け入れます。

        補足	連動する製品により、一部制限があります。 以下の場合は、「ファイル連動」だけ可能です。 『○○奉行ｉSmart』『○○奉行V ERP Smart』 ⇒ 『○○奉行ｉ11』『○○奉行V ERP11』 『○○奉行ｉ11』『○○奉行V ERP11』 ⇒ 『○○奉行ｉSmart』『○○奉行V ERP Smart』 当製品と連動元の製品がスタンドアロン版の場合は、同じパソコンにセットアップされている場合だけ、直接連動ができます。

   2. 連動対象製品
      連動元の製品を選択します。

   3. 連動先情報
      ［連動先選択］ボタンをクリックすると、連動元のデータ領域を設定できます。

      補足	連動方法が「直接連動」の場合は、連動先情報で設定されたデータ領域のデータが当製品に連動されます。

3. ［内訳書連動設定］ページで、「連動元製品」と「連動元メニュー」を設定します。
4. ［概況書項目連動設定］ページで、連動元製品を設定します。
   （令和 3年 4月 1日以後終了事業年度かつ「会社事業概況書」をご利用の場合は、［概況書項目連動設定］ページは表示されません。）
5. ［F12：登録］を押して、登録します。

申告奉行データファイルの作成方法（「ファイル連動」の場合）

『勘定奉行』との連動

1. 『勘定奉行』で［随時処理 - 奉行連動データ作成 - 申告奉行データ作成］メニューを選択します。
2. ［申告奉行データ作成 - 出力条件設定］画面で、以下を設定して、［出力開始］ボタンをクリックします。
   • 申告区分
     内訳書データを作成する申告区分を選択します。
   • 出力先フォルダ名
     ［参照］ボタンをクリックして、ファイルの出力先を指定します。

『勘定奉行』のオプション製品との連動

1. オプション製品で［債権債務管理 - 随時処理 - 申告奉行連動 - 申告奉行データ作成］メニューを選択します。
2. ［申告奉行データ作成 - 出力条件設定］画面で、以下を設定して、［出力開始］ボタンをクリックします。
   • 申告区分
     内訳書データを作成する申告区分を選択します。
   • 出力先フォルダ名
     『勘定奉行』で出力したフォルダ名が初期表示されます。出力先フォルダ名は変更しないで、そのまま出力してください。

『固定資産奉行』との連動

1. 『固定資産奉行』で［随時処理 - 奉行連動データ作成 - 内訳書データ作成］メニューを選択します。
2. ［内訳書データ作成 - 出力条件設定］画面で、以下を設定して、［出力開始］ボタンをクリックします。
   • 申告区分
     内訳書データを作成する申告区分を選択します。
   • 出力先フォルダ名
     ［参照］ボタンをクリックして、ファイルの出力先を指定します。

『商蔵奉行』との連動

1. 『商蔵奉行』で［随時処理 - 奉行連動データ作成 - 内訳書データ作成］メニューを選択します。
2. ［内訳書データ作成 - 出力条件設定］画面で、以下を設定して、［出力開始］ボタンをクリックします。
   • 会計期間選択
     内訳書データを作成する会計期間を選択します。
   • 申告区分
     内訳書データを作成する申告区分を選択します。
   • 並び順
     内訳書データでの並び順を指定します。
   • 出力先フォルダ名
     ［参照］ボタンをクリックして、ファイルの出力先を指定します。

連動するマスターを設定する（『勘定奉行』『固定資産奉行』との連動の場合）

マスターの受入

1. 当製品の［随時処理 - 奉行連動データ受入 - マスター受入］メニューを選択します。
2. ［マスター受入］画面の［基本設定］ページで、連動元の情報を確認、設定します。
   • 「直接連動」の場合
     連動元情報を確認します。

   • 「ファイル連動」の場合
     連動元フォルダ名で、［参照］ボタンをクリックして、前述の「申告奉行データファイルの作成方法（「ファイル連動」の場合）」で作成した申告奉行データファイルの出力先フォルダを指定します。

     注意	『勘定奉行』『固定資産奉行』で作成された申告奉行データファイルは、二次加工しないでそのまま当製品で受け入れてください。二次加工すると、動作保証外となります。

3. ［マスター連動設定］ページで、連動するマスターを設定します。
4. ［F2：実行］を押して、マスターを受け入れます。
5. マスターの受入（勘定科目情報、資産勘定科目情報の受入）が終了すると、確認メッセージが表示されるので、［OK］ボタンをクリックします。

マスターの関連付け

1. 当製品の［導入処理 - 科目登録］メニューを選択します。
2. 内訳書・概況書に連動する「勘定科目」「資産勘定科目」を関連付けます。
3. ［科目登録］メニューを閉じると、確認メッセージが表示されるので、［OK］ボタンをクリックします。
4. 当製品の［導入処理 - 取引先登録］メニューを選択します。
5. 取引先の「住所」などを登録します。（「住所」は、内訳書で取引先情報として利用します。）

操作手順

各内訳書や概況書のデータを連動します。

1. 当製品の［随時処理 - 奉行連動データ受入 - 内訳書／概況書データ受入］メニューを選択します。
2. ［内訳書／概況書データ受入］画面の［基本設定］ページで、連動元の情報を確認します。
   • 「直接連動」の場合
     連動元情報を確認します。
   • 「ファイル連動」の場合
     【財務会計システム】【固定資産管理システム】には、当製品の［随時処理 - 奉行連動データ受入 - マスター受入］メニューで指定した連動元フォルダ名が初期表示されます。
     （連動元フォルダ名は変更しないで、そのまま受け入れてください。）
     【販売管理　仕入・在庫管理システム】は、連動元ファイル名の［参照］ボタンをクリックして、前述の「申告奉行データファイルの作成方法（「ファイル連動」の場合）」で作成した申告奉行データファイルの出力先フォルダを指定します。
3. ［内訳書連動設定］ページで、連動する内訳書や内訳書の連動方法を設定します。
   1. 内訳書
      連動する内訳書にチェックを付けます。
   2. 連動方法
      以下の 3 つから選択します。
      • 既存データに追加する
        すでに登録されている内訳書データを残したまま、新たな明細に受け入れます。
      • 既存データを削除してから連動する
        すでに登録されている内訳書データをすべて削除してから受け入れます。
      • 既存データに上書きして金額だけを連動する
        内訳書データの金額は、すべてクリアされます。
        すでに登録されている内訳書データの科目コード・科目名などと一致している連動データは、金額だけ受け入れます。
        上記に該当しない連動データは、新たな明細として受け入れます。
4. ［概況書項目連動設定］ページで、連動する概況書項目にチェックを付けます。
   （令和 3年 4月 1日以後終了事業年度かつ「会社事業概況書」をご利用の場合は、［概況書項目連動設定］ページは表示されません。）
5. ［F2：実行］を押して、データを受け入れます。
6. 連動結果については、各内訳書、概況書を確認します。