概要
契約書をドラッグ & ドロップするだけで、リースの識別をAIがサポートします。
識別結果と根拠をExcelファイルに出力します。
リースの識別は、以下の 3 要素にもとづいて判断されます。
- 資産が特定されているか
- 経済的利益を得る権利があるか
- 資産の使⽤⽅法を指図する権利があるか
また、根拠となった該当箇所にハイライトが付いた契約書がPDFファイルで保存されるため、確認・判断が容易になり、監査法⼈や税理⼠への照会等にも活⽤できます。
Excelファイルには判断結果のほか、契約情報の各項目も出力されているため、固定資産管理システムへの登録業務を効率化できます。
AIサービスの利用に関するガイドラインは、以下の弊社ホームページをご参照ください。
AIサービス利用ガイドライン
補足 | AIによるリースの識別や契約書内のハイライト表示箇所については、業務支援を目的とした参考情報です。最終的にはお客様ご自身でご確認ください。 |
制限事項
ファイル
- 種類と拡張子
PDFファイル(.pdf)画像ファイル(.jpg / .jpeg / .png / .tif / .tiff) - 上限サイズ
20 MB
読み込み制限
- パスワードを設定したPDFファイル
印刷や編集を制限する内部的なパスワードを設定している(PDFファイルを開く際にパスワードを要求されない)場合も含みます。 - 1 回ごとの識別処理
100 ファイルまで
基本操作
契約書ファイルからリースを識別する
- 契約書ファイルのAI⾃動識別
- 識別結果の確認
動画で操作を確認できます。
出力項目
各項目には、以下の内容が出力されます。
[ファイル一覧]画面
項目 | 説明 |
---|---|
No. | |
ファイル名 | |
処理状況 |
処理状況やエラーの有無に応じて、以下のようなアイコンが表示されます。
|
リース | 識別結果が表示されます。 リースに該当する場合は「〇」、該当しない場合は「-」が表示されます。 |
識別結果ファイル(Excelファイル)
項目 | 説明 |
---|---|
ファイル名 | クリックすると、識別の根拠となった箇所にハイライトが付いたPDFファイルが開きます。 |
契約 | |
リース | リースの場合は「〇」、該当しない場合は「-」が出力されます。 判断1~3のすべてが該当する場合にリースと識別されます。 |
判断1 | |
資産の特定 | 「資産が特定されているか」の判断結果(される/されない)が出力されます。 |
根拠 (資産の特定) |
判断結果の理由が出力されます。 |
契約書の抜粋 (資産の特定) |
判断の根拠となった契約書の該当箇所が、原文のまま出力されます。 |
判断2 | |
経済的利益の享受 | 「経済的利益を得る権利があるか」の判断結果(する/しない)が出力されます。 |
根拠 (経済的利益の享受) |
判断結果の理由が出力されます。 |
契約書の抜粋 (経済的利益の享受) |
判断の根拠となった契約書の該当箇所が、原文のまま出力されます。 |
判断3 | |
指図権の有無 | 「資産の使用方法を指図する権利があるか」の判断結果(あり/なし)が出力されます。 |
根拠 (指図権の有無) |
判断結果の理由が出力されます。 |
契約書の抜粋 (指図権の有無) |
判断の根拠となった契約書の該当箇所が、原文のまま出力されます。 |
固定資産管理システムの受け入れ項目 | |
以降は、固定資産管理システムへの登録業務で利用できる項目が出力されます。 なお、『固定資産奉行V ERPクラウド』への受入機能は、今後搭載予定です。 | |
取引先 | |
契約番号 | |
契約種類 | |
資産名 | |
数量 | |
単位 | |
資産勘定科目 | |
設置場所 | |
用途 | |
契約日 | |
契約開始日付 | |
契約終了日付 | |
リース開始日付 | |
支払開始日付 | |
支払日 | |
支払方法 | |
前払・後払 | |
リース料 | |
維持管理費用 |
識別結果の出力先
リースの識別が完了すると、以下の場所に識別結果が保存されます。
- 保存先
デスクトップ上の「奉行AIエージェント 新リース会計識別クラウド」フォルダー内に、処理実行日時(YYYYMMDD_HHMMSS)のサブフォルダーが作成されます。 - 保存されるファイル
- 識別結果のExcelファイル
ファイル名:000_新リース会計識別_YYYYMMDD_HHMMSS.xlsx - 契約書のPDFファイル(リースの識別の根拠となった箇所にハイライトが付いたもの)
- 識別結果のExcelファイル