回答
消費税を計上するには、消費税明細(売上区分/仕入区分が「7:消費税」の明細)や消費税伝票(消費税一括税額)を登録します。
| 補足 | ここでは、販売管理を例に説明していますが、仕入管理も同様です。 請求先を仕入先に、請求書を支払明細書に置き換えてください。 |
税額通知が「伝票単位」または「請求書単位」の請求先で、管理資料の集計条件で「商品別」を指定している場合は、消費税が計上されていても、以下の理由により商品ごとの消費税は集計されません。
「伝票単位」の場合
税抜の明細の消費税額は、消費税明細の商品(明細区分が「5:消費税」の商品)として集計されます。
そのため、集計条件で「商品別」を指定しても、商品ごとの消費税額は集計されません。
「請求書単位」の場合
消費税伝票(消費税一括税額)は、請求先への売上全体に対する消費税額であり、個々の売上明細に対する消費税額ではありません。
そのため、集計条件で「商品別」を指定しても、商品ごとの消費税額は集計されません。
| 参考 | 消費税の計算方法の詳細については、操作説明の「消費税額の計上方法(販売)」をご参照ください。
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操作手順
伝票・請求書・管理資料で消費税が計上されない場合は、消費税明細(売上区分「7:消費税」の明細)や消費税伝票(消費税一括税額)を登録していない可能性があります。
対処方法は、税額通知の設定によって異なりますので、請求先の税額通知にあわせて以降の手順を行ってください。
(税額通知は、[導入処理 - 得意先登録 - 得意先登録]メニューの[請求]ページで設定します。)
「伝票単位」の場合
税抜の明細を入力する場合は、伝票ごとに消費税明細(売上区分「7:消費税」の明細)を入力する必要があります。
以下の手順で消費税明細を登録してください。
- [導入処理 - 商品登録 - 商品登録]メニューを選択します。
明細区分が「5:消費税」の商品を登録します。
(すでに、明細区分が「5:消費税」の商品を登録している場合は、手順 3. に進みます。)例 商品コードが「ZEI」
商品名が「消費税」
明細区分が「5:消費税」- [売上伝票]メニューで、消費税の明細を登録します。
- 売上区分に「7:消費税」を入力します。
- 商品コード欄に、手順 2. で登録した商品コードを入力すると、消費税が自動的に計算されます。
- [F12:終了]を押します。
| 参考 |
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「請求書単位」の場合
請求書を発行して、消費税伝票(消費税一括税額)を作成する必要があります。
以下の手順で請求書を発行してください。
すでに請求書発行を行っている場合は、以下の手順を行う前に、下の補足の内容をご参照ください。
| 補足 |
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- [販売管理 - 請求締処理 - 請求書発行]メニューを選択します。
- [請求書発行 - 条件設定]画面の[基本設定]ページの発行形式で、「本発行」を選択します。
- [請求書発行 - 条件設定]画面の[詳細設定]ページの消費税伝票で、「作成する」にチェックを付けます。
[実行]ボタンをクリックします。
補足 [請求書発行 - 条件設定]画面の[詳細設定]ページで、確認画面表の「一覧確認」にチェックが付いている場合は、画面上で[F2:実行]を押して、請求書を発行します。 請求書を発行することで、消費税伝票(消費税一括税額)が作成され、消費税が計上されます。