総額表示の義務化に関して、特定の商品について税込単価を登録したい

前提

総額表示の義務化は、消費者に対して価格を表示する場合が対象となります。
事業者間での取引は、総額表示義務の対象とはなりません。
詳細は、以下の財務省のPDF資料をご参照ください。

令和３年４月１日より、税込価格の表示（総額表示）が必要になります！｜財務省

また、見積書、契約書、請求書も、総額表示義務の対象とはなりません。
詳細は、以下の財務省のホームページの「見積書や請求書等は、総額表示義務の対象ではないのですか。」をご参照ください。

総額表示に関する主な質問｜財務省

そのため、総額表示義務の対象となるお客様だけ、以下の操作を行ってください。
また、操作の前に、［随時処理 - バックアップ］メニューで、必ずデータのバックアップを作成してください。

事前準備

1. ［導入処理 - 運用設定 - 会社機能設定］メニューを選択します。
2. ［商品単価の設定］ページで商品単価の登録方法を「税込単価・税抜単価の両方を登録」に設定します。

3. ［F12：登録］を押します。

   補足	商品単価の登録方法が「税込単価または税抜単価を登録」の場合は、［導入処理 - 商品登録 - 商品一括登録］メニューで商品の税込区分を「税抜」から「税込」に変更、または、［汎用データ受入 - 商品データ受入 - 商品データ受入］メニューで税込区分を「税込」で受け入れると、登録されている税抜単価が消えます。 そのため、税抜単価の登録も残す場合は、商品単価の登録方法を「税込単価・税抜単価の両方を登録」に設定し、以後の作業を行ってください。

操作手順

• ［商品一括登録］メニューで複数の商品の税込単価を一括で登録する方法

  1. ［導入処理 - 商品登録 - 商品一括登録］メニューを選択します。
  2. ［基本設定］ページで、処理区分を「修正」にします。

  3. ［出力設定］ページで、「商品名」「税込区分（販売）」「標準価格」を選択済項目に含めます。

     補足	軽減税率対象商品を扱っている場合は、商品ごとの税率を確認するために、「税率種別（販売）」も選択済項目に含めることをおすすめします。

  4. ［画面］ボタンをクリックします。
  5. ［商品一括登録］画面で、税込区分を「0：税込」に変更します。
  6. 商品ごとの「税率種別（販売）」と「標準価格（税抜）」をもとに、「標準価格（税込）」を計算して入力します。
  7. ［F12：登録］を押します。

• 「汎用データ」を使用して一括で登録（受入）する方法

  ［随時処理 - 汎用データ作成 - マスターデータ作成 - 商品データ作成 - 商品データ作成］メニューから汎用データを出力し、標準価格（税込）のデータ受入用の列を用意して商品ごとの税込価格を入力します。
  ［随時処理 - 汎用データ受入 - マスターデータ受入 - 商品データ受入 - 商品データ受入］メニューでデータを受け入れることで、複数の商品の税込価格を一括で登録（受入）できます。
  詳細は、ヘルプセンターの「エクセルを利用してデータを登録したい」をご参照ください。