回答
複数の利用者を登録して運用している場合に、『奉行i10』から『奉行i11』または『奉行iSmart』へデータコンバートできないデータの再設定手順です。
管理者が再設定する内容
『奉行i10』で以下のメニューを利用していた場合は、『奉行i11』または『奉行iSmart』で再度設定する必要があります。
- [セキュリティ管理 - セキュリティポリシー]の各メニュー
- [セキュリティ管理 - 利用者登録]メニュー
- [セキュリティ管理 - 権限管理 - メニュー権限登録]メニュー
- [セキュリティ管理 - 権限管理 - データ領域権限登録]メニュー
操作手順
[利用者登録]メニューは、汎用データを利用してデータを移行できます。
注意 | あらかじめ、「奉行i10/i8シリーズからの移行手順書」の作業は済ませてください。 |
『奉行i10』での手順
- [セキュリティ管理 - 利用者登録]メニューを選択します。
- [F2:印刷等]を押します。
- [汎用作成]ボタンをクリックします。
- [利用者登録 - 出力条件設定]画面の[出力設定]ページで以下のように設定します。
- 作成形式で「OBC受入形式」を選択します。
- [参照]ボタンをクリックし、出力先ファイル名を指定します。
- [項目選択]ページで以下のように設定します。
- [全選択]ボタンをクリックします。
- [出力開始]ボタンをクリックします。
『奉行i11』または『奉行iSmart』での手順
- [セキュリティ管理 - 利用者登録]メニューを選択します。
- [F5:汎用受入]を押します。
- [利用者登録 - 受入条件設定]画面の[受入ファイル設定]ページで以下のように設定します。
- 受入データ形式で「[100]OBC受入形式」を選択します。
- [参照]ボタンをクリックし、『奉行i10』での手順で作成した汎用データを指定します。
- [受入開始]ボタンをクリックします。
- [セキュリティ管理 - 利用者登録]メニューで、利用者ごとにパスワードを再設定します。
各メニューの利用者が再設定する内容
『奉行i10』で以下のメニューを利用していた場合は、『奉行i11』または『奉行iSmart』で再度設定する必要があります。
例 | 『勘定奉行』をご利用の場合 |
- [仕訳処理 - 仕訳処理]メニューの[設定]画面
- 各帳票メニューで、利用者ごとに設定していた印刷等の前回条件
- [仕訳処理 - 仕訳入力補助 - 仕訳伝票入力期間制限]メニュー
参考 | 各種ログは、再設定または復元できません。 |