回答
[年末調整 - 年末調整処理 - 年末調整処理]メニューで、年末調整方法を「単独年調」で処理済みにします。
翌年 1月の給与(または賞与)処理で、年調精算用の控除項目を登録し、過不足税額を精算します。
翌年 1月の給与で精算する場合
翌年 1月の給与処理で過不足税額を精算する方法は、2 通りあります。
以下のどちらかの方法で、過不足税額を精算してください。
- 還付金を転送する方法(人数が多い場合)
- 直接、給与処理で入力する方法(人数が少ない場合)
還付金を転送する方法(人数が多い場合)
- 前年の年末調整処理を、「単独年調」で処理済みにします。
- [導入処理 - 給与体系登録 - 勤怠支給控除項目登録 - 勤怠支給控除項目登録]メニューの[控除]ページで、年調精算用の控除項目を登録します。
- 「控除1」~「控除6」は社会保険・所得税を控除する項目のため、「控除7」~「控除20」を使用します。
- 社会保険料・所得税などの影響を受けない「金銭の授受」ができるため、還付(金銭を社員に支払う)の場合でも必ず控除項目をご用意ください。
- 処理対象に休職社員がいる場合は、休職時控除対象を「1:対象内」にします。
- 前月複写は「0:複写しない」を選択します。2月以降の明細書に項目名を印字しない場合は、0 円印字設定で「2:項目名も印字しない」を選択します。
- 本年度の処理がすべて終了したら、[随時処理 - バックアップ]メニューで本年度のバックアップデータを作成します。
- [随時処理 - 年次更新]メニューで、処理年を更新します。
- [給与賞与 - 給与処理 - 給与処理]メニューで、給与処理月を「0月 ⇒ 1月」に更新します。
- [年末調整 - 還付金処理 - 還付金データ転送]メニューを選択します。
- [還付金データ転送 ‐ 条件設定]画面の[基本設定]ページで、集計方法を指定します。
- [項目設定]ページで、[項目選択]ボタンをクリックします。
- 2. で作成した年調精算用の控除項目を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
- 年調精算用の控除項目を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
- 社員ごとの過不足税額が、一覧で表示されます。
処理したい社員にチェックが付いていることを確認し、[F2:実行]を押します。
- 2. で作成した年調精算用の控除項目に、以下のように転送されます。
- 還付する場合:「マイナス」で転送されます。
- 追徴する場合:「プラス」で転送されます。
直接、給与処理で入力する方法(人数が少ない場合)
- 前年の年末調整処理を、「単独年調」で処理済みにします。
- [導入処理 - 給与体系登録 - 勤怠支給控除項目登録 - 勤怠支給控除項目登録]メニューの[控除]ページで、年調精算用の控除項目を登録します。
- 「控除1」~「控除6」は社会保険・所得税を控除する項目のため、「控除7」~「控除20」を使用します。
- 社会保険料・所得税などの影響を受けない「金銭の授受」が行えるため、還付(金銭を社員に支払う)の場合でも必ず控除項目をご用意ください。
- 処理対象に休職社員がいる場合は、休職時控除対象を「1:対象内」にします。
- 前月複写は「0:複写しない」を選択します。2月以降の明細書に項目名を印字しない場合は、0 円印字設定で「2:項目名も印字しない」を選択します。
- [年末調整 - 年末調整一覧表 - 過不足税額一覧表]メニューを選択します。
[過不足税額一覧表 ‐ 条件設定]画面の[集計項目設定]ページで、「差引超過額」「差引不足額」だけ選択済項目に設定し、印刷します。
- 本年度の処理がすべて終了したら、[随時処理 - バックアップ]メニューで本年度のバックアップデータを作成します。
- [随時処理 - 年次更新]メニューで、処理年を更新します。
- [給与賞与 - 給与処理 - 給与処理]メニューで、給与処理月を「0月 ⇒ 1月」に更新します。
- 給与処理画面で、2. で作成した控除項目に金額を入力します。
- 差引超過額:「マイナス」で入力します。
- 差引不足額:「プラス」で入力します。
翌年 1月の賞与で精算する場合
1 名ずつ精算する方法と、複数名を精算する方法(汎用データ受入機能を使用する方法)があります。
1 名ずつ精算する方法
- 前年の年末調整処理を、「単独年調」で処理済みにします。
- [導入処理 - 給与体系登録 - 勤怠支給控除項目登録 - 勤怠支給控除項目登録]メニューの[控除]ページで、年調精算用の控除項目を登録します。
- 「控除1」~「控除5」は社会保険・所得税を控除する項目のため、「控除6」~「控除20」を使用します。
- 社会保険料・所得税などの影響を受けない「金銭の授受」ができるため、還付(金銭を社員に支払う)の場合でも必ず控除項目をご用意ください。
-
前回複写は「0:複写しない」を選択します。
また、第 2 回以降の賞与明細書に項目名を印字しない場合は、0 円印字設定で「2:項目名も印字しない」を選択します。
- [年末調整 - 年末調整一覧表 - 過不足税額一覧表]メニューを選択します。
[過不足税額一覧表 ‐ 条件設定]画面の[集計項目設定]ページで、「差引超過額」「差引不足額」だけ選択済項目に設定して、印刷します。
- 本年度の処理がすべて終了したら、[随時処理 - バックアップ]メニューで本年度のバックアップデータを作成します。
- [随時処理 - 年次更新]メニューで、処理年を更新します。
- 翌年の賞与処理を行います。
賞与処理画面で、2. で作成した控除項目に金額を入力します。- 差引超過額:「マイナス」で入力します。
- 差引不足額:「プラス」で入力します。
複数名を精算する方法
汎用データ受入機能を使用する方法です。
- [年末調整 - 年末調整一覧表 - 過不足税額一覧表]メニューを開きます。
[過不足税額一覧表 ‐ 条件設定]画面の[集計項目設定]ページで、「差引超過額」「差引不足額」だけ選択済項目に設定し、[印刷等]ボタンをクリックします。
- [過不足税額一覧表 ‐ 印刷等条件設定]画面で、[転送]ボタンをクリックします。
- 以下のように設定し、[出力開始]ボタンをクリックします。
出力先ファイル名は、任意の場所を指定します。
- 3. で作成したファイルを開き、受け入れする列(控除欄への転記額)を作成します。
以下のように、F列「控除欄への転記額」欄を追加し、計算式を設定します。
計算が終わりましたら、CSV形式で保存します。
参考 Microsoft ExcelをCSV形式で保存するには、保存するときに、ファイルの種類で「CSV(カンマ区切り)(*.csv)」を選択し、[保存]ボタンをクリックします。
- [随時処理 - 汎用データ受入 - 給与賞与データ受入 - 賞与データ受入]メニューを選択し、
[賞与データ受入 ‐ パターン選択]画面で、[新規]ボタンをクリックします。- [基本設定]ページ
- [受入ファイル設定]ページ
- [基本設定]ページ
- [賞与データ受入 ‐ 受入データ形式選択]画面で、[新規]ボタンをクリックします。
[賞与データ受入 ‐ 受入データ形式設定]画面が表示されますので、[基本設定]ページで以下を設定します。
- [関連付設定]ページを選択します。
右側にある受入元データ(CSVの中身)の「社員番号」と「控除欄への転記額」のデータを、当製品に受け入れる設定をするため、左側にある受入項目(給与奉行の項目)の「列番号」に入力します。
- [受入開始位置設定]ページを選択します。
受入開始位置指定の設定を「2 行目から受け入れを開始します」に変更し、[OK]ボタンをクリックします。
- 受入データ形式が、6. で入力した名称になっていることを確認します。
受入元ファイル名に、4. で編集したファイルを指定し、[受入開始]ボタンをクリックして受け入れます。
年末調整をやりなおす方法のよくある質問からこちらをご覧いただいたお客様へ
年末調整のやり直し方法によって、手順が異なります。
給与年調(または賞与年調)⇒単独年調に変更して差額を精算した場合
単独年調に変更して差額精算をした場合に、翌年 1月の給与処理で過不足税額を精算する方法は、2 通りあります。
以下のどちらかの方法で、過不足税額を精算してください。
- 還付金を転送する方法(人数が多い場合)
- 直接、給与処理で入力する方法(人数が少ない場合)
詳細は、「翌年 1月の給与で精算する場合」をご参照ください。
単独年調で還付・追徴が終えてから年末調整のやりなおしをした場合
- [年末調整 - 年末調整処理 - 年末調整処理]メニューで正しい年末調整結果になるように修正をし、精算すべき額を求めます。
- 翌年 1月以降の給与(賞与)処理等で差額を精算します。
あらかじめ[導入処理 - 給与体系登録 - 勤怠支給控除項目登録 - 勤怠支給控除項目登録]メニューで、過不足税額を精算するための控除項目を用意します。 - 用意した控除項目に 1. で確認した還付・追徴額を入力します。
- 還付する場合:控除欄にマイナスの金額を入力します。
- 追徴する場合:控除欄にプラスの金額を入力します。