回答
[年末調整 - 法定調書合計表資料 - 法定調書合計表資料]メニューで出力した金額や人数と、他の管理資料(勤怠支給控除一覧表・所得税徴収高計算書・源泉徴収簿兼賃金台帳 など)のメニューで出力した金額や人数とが一致しない場合があります。
調整額・年末調整の処理状況・支払金額・年末調整方法のいずれかが原因です。
原因によって確認するメニューが異なるため、以下の各メニューでご確認ください。
調整額が原因で⽀払⾦額や源泉徴収税額が⼀致しない場合
調整額が⼊⼒されている社員を探します。
- [年末調整 - 法定調書合計表資料 - 法定調書合計表資料内訳⼀覧表]メニューを選択します。
- [法定調書合計表資料内訳⼀覧表 - 印刷等条件設定]画⾯の[基本設定]ページで、以下のように設定します。
- 印刷対象で「A 俸給、給与、賞与等の総額」を選択します。
- 印刷様式で「詳細様式」を選択します。
- [印刷]ボタン、または[転送]ボタンをクリックして、出力します。
- 調整額を確認します。
以下の項⽬に⾦額がある社員と、その⾦額を確認します。
項目 法定調書合計表資料に集計される⾦額 給料等調整 [給料等調整⼊⼒]メニューで⼊⼒した⾦額が集計されます。 中途⼊社以外 [年末調整処理]メニューの[中途入社]ページの中途区分が「0:中途入社以外」で⼊⼒した⾦額が集計されます。
参考 |
以下のメニューは、上記で確認した調整額(給料等調整と中途⼊社の⾦額)が集計されないため、法定調書合計表資料と⼀致しません。
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年末調整の処理状況が原因で⽀払⾦額や源泉徴収税額が⼀致しない場合
- [年末調整 - 年末調整⼀覧表 - 年末調整⼀覧表]メニューを選択します。
- [年末調整⼀覧表 - 集計パターン選択]画面で、「年末調整一覧表」を選択して[OK]ボタンをクリックします。
- [年末調整⼀覧表 - 条件設定]画⾯の[基本設定]ページで、以下の項目にチェックを付けますす。
- 「退職社員を含めて集計する」
- 「年末調整区分が「0:年調不要」の社員を含めて集計する」
- 「⽀払⾦額がない社員を含めて集計する」
- [画面]ボタン、または[印刷等]ボタンをクリックします。
- 「課税区分/年調計算」の処理状況を確認します。
処理状況 集計の有無 甲欄 /未処理 法定調書合計表に集計されません。
甲欄 /処理中 上記以外 法定調書合計表に集計されます。
処理状況が「甲欄/未処理」「甲欄/処理中」の社員がいる場合は法定調書合計表には集計されないため、法定調書合計表と管理資料の⾦額や⼈数は⼀致しません。
⽀払⾦額が 0 円以下の社員が原因で⼈数や⽀払⾦額・源泉徴収税額が一致しない場合
年末調整一覧表で「≪課税収⼊⾦額≫」を確認します。
≪課税収⼊⾦額≫ | 集計の有無 |
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1 円以上 | 法定調書合計表に集計されます。 |
0 円以下(マイナスの⾦額も含む) | 法定調書合計表に集計されません。 |
「≪課税収⼊⾦額≫」が 0 円以下の社員がいる場合は法定調書合計表には集計されないため、法定調書合計表と管理資料の⾦額や⼈数は⼀致しません。
例 |
⽀払⾦額がマイナスの社員とプラスの社員を、勤怠⽀給控除⼀覧表で⽐較した場合
[勤怠⽀給控除⼀覧表]メニューでは、両方の社員が集計されます。
[法定調書合計表資料内訳⼀覧表]メニューでは支払金額がプラスの社員だけ集計されます。
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単独年調で処理をした社員が原因で源泉徴収税額が一致しない場合
「調整額が原因で⽀払⾦額や源泉徴収税額が⼀致しない場合」で作成した法定調書合計表資料内訳⼀覧表で源泉徴収税額欄の「単独年調精算額」を確認します。「単独年調精算額」には、単独年調で年末調整した過不⾜税額が集計されます。
しかし、以下のメニューは単独年調の過不⾜税額が集計されないため、法定調書合計表資料と⼀致しません。
- [管理資料 - 勤怠⽀給控除⼀覧表 - 勤怠⽀給控除⼀覧表]メニュー
- [管理資料 - 所得税徴収⾼計算書 - 所得税徴収⾼計算書]メニュー
- [年末調整 - 源泉徴収簿兼賃⾦台帳]メニュー
例 |
単独年調で処理した社員を勤怠⽀給控除⼀覧表と⽐較した場合
[勤怠⽀給控除項⽬⼀覧表]メニューで集計した所得税+過不⾜税額は、単独年調した過不足税額が集計されず100,000 円、[法定調書合計表資料内訳⼀覧表]メニューで集計した源泉徴収税額は、単独年調で年末調整した過不足税額も集計されるため95,000 円になります。 |