『Sシステム』以上、または『奉行V ERP』をご利用の場合
概要
本来のタイミングで支給することができなかった差額分を精算し、算定基礎処理や月額変更処理に反映する手順を説明します。
[給与賞与 - 遡及処理]メニューで遡及差額を自動計算し、明細書へ反映(精算)できます。
注意 |
給与奉行i『Bシステム』や『給与奉行J11』には[遡及処理]メニューが搭載されていません。 |
操作手順
前準備
[導入処理 - 給与体系登録 - 勤怠支給控除項目登録 - 勤怠支給控除項目登録]メニューで、遡及支払用の項目(遡及差額精算項目)を作成します。
遡及差額精算項目として作成するには、[支給](または[控除])ページで、遡及支払額対象を「1:対象内」に設定します。
参考 |
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1. 遡及の対象となる支給項目(遡及項目)を設定する
[遡及設定]メニューで、遡及計算の対象となる遡及項目(基本給や残業手当など)と、精算先となる明細書で遡及差額を精算する遡及差額精算項目を設定します。
- [給与賞与 - 遡及処理 - 遡及設定]メニューを選択します。
- [遡及設定]画面の[遡及項目設定]ページで、基本給などの昇(降)給があった項目と、それに伴い賃金の変動がある残業手当などを選択します。
- [遡及差額精算項目設定]ページで、遡及差額精算項目を設定します。
[項目選択]ボタンをクリックし、遡及差額精算項目を選択します(「前準備」で作成した項目が表示されます)。
参考 選択した遡及項目に関連する項目が選択されていない場合は、[遡及設定]画面が表示されます。
その場合は、関連する項目も選択します。
例 勤怠手当項目のうち残業手当項目(普通残業、深夜残業等)を選択しているが、「支給19 残業手当」が選択されていない場合 - [F12:登録]を押します。
2. 精算先の給与処理月(賞与処理回)に進める
通常通り給与(賞与)処理を行い、精算先の給与処理月(賞与処理回)に進めます。
参考 | 当月の給与処理が完了(処理状況が「処理済」)していれば、精算先の給与処理月(賞与処理回)に進める前に、先行して「3. 決定した基本給などの遡及項目の単価を変更する」の手順を実施することもできます。 |
3. 決定した基本給などの遡及項目の単価を変更する
[社員情報登録]メニューの[給与・単価]ページで、基本給などの昇(降)給後の単価を登録します。
参考 |
『人事奉行』をご利用の場合は、『人事奉行』の[社員情報登録]メニューの[単価]ページで【単価履歴情報】を追加します。 |
4. 遡及金額を確認(変更)する
[社員別遡及データ入力]メニューまたは[項目別遡及データ入力]メニューで遡及金額を確認・変更します。
例 | [社員別遡及データ入力]メニューで遡及金額を確認・変更する場合 |
- [給与賞与 - 遡及処理 - 遡及データ入力 - 社員別遡及データ入力]メニューを選択します。
- [社員別遡及データ入力 - 条件設定]画面で遡及対象期間を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
- 該当社員を表示します。
- 項目ごとに遡及差額が計算されます。
必要に応じて、遡及後金額(昇(降)給後の金額)を入力することもできます。 - [F12:登録]を押します。
参考 | [給与賞与 - 遡及処理 - 遡及一覧表]メニューで、上記の手順で登録した遡及データを一覧で確認できます。 |
5. 遡及差額を明細書へ反映(精算)する
- [給与賞与 - 遡及処理 - 遡及差額精算処理]メニューを選択します。
- [遡及差額精算処理 - 条件設定]画面で、遡及対象期間を選択します。
また、精算先の給与処理月(賞与処理回)が正しいかを確認します。
参考 精算できる給与処理月(賞与処理回)は、現在給与処理月(現在賞与処理回)だけです。 - [OK]ボタンをクリックします。
- 精算する社員にチェックを付け、[F2:実行]を押します。
- [給与賞与 - 給与処理 - 給与処理]メニューで、遡及差額精算項目に遡及差額が反映されたことを確認します。
6. 算定基礎処理や月額変更処理への反映
[算定基礎処理]メニュー
[算定基礎処理 - 条件設定]画面の[基本設定]ページで「遡及支払月」にチェックを付け、遡及支払があった月を選択します。[算定基礎処理]画面に遡及支払月と遡及支払額が自動的に表示されます。
[月額変更処理]メニュー
昇(降)給月に遡及支払いがあった場合は、[月額変更処理]画面に遡及支払月と遡及支払額が自動的に表示されます。