回答
月 60 時間を超える時間外労働用の勤怠項目を作成し、割増率を設定することで、割増賃金率引き上げに対応した残業手当を計算できます。
1. 勤怠項目を作成する
- [導入処理 - 給与体系登録 - 勤怠支給控除項目登録 - 勤怠支給控除項目登録]([導入処理 - 給与体系登録 - 勤怠支給控除項目登録])メニューを選択します。
- 項目種別で「給与」を選択し、[勤怠]ページを選択します。
- 「勤怠時間6」~「勤怠時間10」のうち、空いている項目の項目名を変更します。
参考 - 複数の給与体系を使用している場合は、給与体系ごとに項目を作成します。
- 『就業奉行』を利用していて勤怠データを受け入れている場合は、[勤怠データ直接受入設定]メニューで、勤怠項目に紐付けます。
- [勤怠手当]ページを選択します。
- 「時間手当6」~「時間手当10」のうち、3. で変更した項目と同様に項目名を変更します。
- [F12:登録]を押します。
2. 割増率を設定する
- [導入処理 - 給与体系登録 - 給与体系登録]メニューを選択します。
- [残業・減額金]ページを選択します。
参考 複数の給与体系を使用している場合は、給与体系ごとに割増率を設定します。 - 【割増設定】の割増率に、「1. 勤怠項目を作成する」の5. で作成した勤怠項目の割増率を入力します。
例 - 65 時間残業した場合で、普通残業時間(125%割増分)に 60 時間超時間を含めない場合
普通残業時間(125%割増分) 「60 時間」
60 時間超過分 「5 時間」とする場合
60 時間超過分として作成した項目の割増率は、「150%」に設定します。 - 65 時間残業した場合で、普通残業時間(125%割増分)に 60 時間超時間を含める場合
普通残業時間(125%割増分) 「65 時間」
60 時間超過分 「5 時間」とする場合
60 時間超過分として作成した項目の割増率は、「25%」に設定します。
- 65 時間残業した場合で、普通残業時間(125%割増分)に 60 時間超時間を含めない場合
- [F12:登録]を押します。
3. 残業手当を計算する
- [給与賞与 - 給与処理 - 給与処理]メニューを選択します。
- 残業時間数に対して、残業手当が正しく計算されているかを確認します。