回答
『奉行製品』を使用するパソコンを変更する場合は、移行元のパソコンでデータを取得し、移行先のパソコンに設定しなおす必要があります。操作手順は、以下の内容をご確認ください。
注意 | 『奉行製品』を使用するパソコンを変更する際に、「お引っ越しソフト」は利用しないでください。『奉行製品』が起動できなくなったり、正しく動作しないことがあります。また、「Windows 転送ツール」では、『奉行製品』は移行できません。 |
参考 |
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Step1. 奉⾏Edge 勤怠管理クラウドと就業奉行のデータを同期させる勤怠管理
『奉⾏Edge 勤怠管理クラウド』をご利用の場合にだけ必要な作業です。
- [管理資料]メニューからいずれかのメニューを選択します。
- 「『勤怠管理クラウド』からデータをダウンロード中…」の画面が表示されるので、しばらく待ちます。
- [集計パターン選択]画面が表示されたら、データの同期は完了です。[キャンセル]ボタンをクリックして画面を閉じます。
Step2. 移行するデータをバックアップする
移行先のパソコンで利用するデータをバックアップします。
- 『奉行製品』を起動し、[データ領域管理 - バックアップ/復元 - 一括バックアップ]メニューを選択します。
参考 - 『奉行J11』をご利用の場合は、[随時処理 - バックアップ]メニューでバックアップを取得します。詳細は、ヘルプセンターの「データ領域をバックアップするには」をご参照ください。
- 『奉行V ERP Single Edition』をご利用で、複数の利用者を登録して運用している場合は、『運用管理ツール』でシステムバックアップを取得します。
- [一括バックアップ]メニューの[基本設定]ページで以下を設定し、[OK]ボタンをクリックします。
- バックアップモードで「OBC専用モード」を選択します。
- [フォルダ参照]ボタンをクリックし、バックアップを保存するフォルダを指定します。
バックアップ先フォルダは、移行先のパソコンで参照できるフォルダ(ネットワークドライブや、USBメモリ、外付けハードディスクなどのリムーバブルメディアドライブ)を指定します。
- データ一覧が表示されるので、バックアップするデータ領域にチェックを付け、[OK]ボタンをクリックします。
- [OK]ボタンをクリックし、一括バックアップ処理を実行します。
「空き容量チェックを行ってから実行する」にチェックを付けた場合は、バックアップデータを作成する前に、バックアップデータの作成先の空き容量が確認できます。 - バックアップが完了すると[一括バックアップ - 処理結果確認]画面が表示されるので、[閉じる]ボタンをクリックします。
注意 |
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Step3. スケジュール設定などを解除する
以下のいずれかの条件にあてはまる場合にだけ必要な作業です。
全製品共通
[随時処理 - 業務スケジュール登録 - 業務スケジュール登録]メニューでスケジュールを登録している
給与奉行
[給与明細電子化クラウド - 明細書配信 - 明細書配信スケジュール管理 - 明細書配信スケジュール登録]メニューで配信スケジュールを登録している
就業奉行
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- [タイムレコーダ - タイムレコーダ自動読込 - タイムレコーダ自動読込設定]メニューで読込スケジュールを登録している
- [勤怠処理 - 未打刻通知 - 未打刻通知設定]メニューで通知パターンを登録している
- [勤怠処理 - 時間外労働警告通知 - 時間外労働警告通知設定]メニューで通知パターンを登録している
- [勤怠処理 - 有休消化警告通知 - 有休消化警告通知設定]メニューで通知パターンを登録している
操作手順
- 該当のメニューを起動します。
- [F7:削除]を押します。
- 登録済のスケジュール設定(通知設定)を選択します。
設定が複数ある場合は、[F7:全選択]を押すと一括で選択できます。 - [F2:実行]を押します。
- 「削除します。よろしいですか?」のメッセージが表示されるので、[OK]ボタンをクリックします。
- 「削除しました。」のメッセージが表示されるので、[OK]ボタンをクリックします。
Step4. 『奉行クラウドEdge』との接続を解除する
『奉行製品』と『奉行クラウドEdge』を連携している場合に必要な作業です。
注意 |
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- 接続解除の前に以下の 2 点を確認します。
- 『管理ポータル』にログインし、[法人管理]メニューが確認できるか
- システム連携ID(『奉行製品』と『奉行クラウドEdge』を連携する際に必要なOBCiD)とパスワードがわかるか
- [○○クラウド運用設定]メニューを開きます。
例 - 奉行Edge 勤怠管理クラウド
[導入処理 - 勤怠管理クラウド運用設定 - 勤怠管理クラウド運用設定]メニュー - 奉行Edge 給与明細電子化クラウド for 奉行シリーズ
[導入処理 - 運用設定 - 給与明細電子化クラウド運用設定]メニュー - 奉行Edge 労務管理クラウド
[導入処理 - 運用設定 - 労務管理クラウド運用設定]メニュー - 奉行Edge 身上異動届出クラウド
[導入処理 - 運用設定 - 身上異動届出クラウド運用設定 - 身上異動届出クラウド運用設定]メニュー
- 奉行Edge 勤怠管理クラウド
- [○○クラウド運用設定]画面で[F7:接続解除]を押します。
- 「接続情報を解除します。よろしいですか?」のメッセージが表示されるので、[OK]ボタンをクリックします。
- 「接続情報を解除しました。」のメッセージが表示されるので、[OK]ボタンをクリックします。
- [○○クラウド運用設定 - 接続情報登録]画面に戻るので、[F12:登録]を押します。
注意 | 複数の『奉行クラウドEdge』をご利用の場合は、すべての『奉行クラウドEdge』との接続解除が必要です。 |
Step5. 登録番号、セットアップキーを控える
[ヘルプ - 製品情報]メニューを選択し、製品情報を表示して登録番号とセットアップキーを控えます。
控えた内容は、「Step6. 『奉行製品』をセットアップする」で利用します。
参考 | オプション製品をご利用の場合は、[製品情報]画面のページを切り替え、オプション製品の登録番号とセットアップキーも控えてください。 |
Step6. 『奉行製品』をセットアップする
事前準備
- セットアップを開始する前に、ヘルプセンターの「セットアップ前の確認事項」をご参照ください。
- 以下を用意します。
- セットアップマニュアル
- 最新のプログラムDVD(契約タイプが「配送サービスあり」の場合)
(複数のプログラムDVDがある場合は、DVDに記載されているバージョンの数字が一番大きいものを使用します。)
操作手順
契約タイプが「配送サービスあり」の場合
- DVD-ROMドライブにプログラムDVDを挿入し、セットアップマニュアルの「第2部 セットアップ方法」-「第2章 セットアップ」-「セットアップ」を参照して、セットアップします。
- 製品情報の入力(『奉行J11』をご利用の場合は、[ライセンス登録])画面で、「Step5. 登録番号、セットアップキーを控える」で控えた登録番号と、セットアップキーを入力し、[次へ]ボタンをクリックします。
- セットアップが完了したら、オプション製品をご利用の場合は、後述の「オプション製品をご利用の場合」をご参照ください。
オプション製品をご利用でない場合は、「Step7. 移行するデータを復元する」に進みます。
契約タイプが「配送サービスなし」の場合
- 弊社サポートサイト(奉行 Netサービス)にログインします。
奉行 Netサービス ログイン - 画面左の[利用製品]から移行する『奉行製品』を選択します。
- [お知らせ]ページを選択し、絞り込み検索で「プログラム」にチェックを付けて[検索]ボタンをクリックします。
- 最新のプログラムを選択します。
- [ダウンロード情報詳細] 画面を下までスクロールし、B欄の[プログラムのダウンロード]ボタンをクリックしてプログラムをダウンロードします。
- メッセージが表示されるので、[実行] ボタンをクリックします。
(容量が大きいため、ダウンロードに時間がかかる場合があります。) - 画面の指示や、セットアップマニュアルの「第2部 セットアップ方法」-「第2章 セットアップ」-「セットアップ」を参照して、セットアップします。
- 製品情報の入力(『奉行J11』をご利用の場合は、[ライセンス登録])画面で、「Step5. 登録番号、セットアップキーを控える」で控えた登録番号と、セットアップキーを入力し、[次へ]ボタンをクリックします。
- セットアップが完了したら、オプション製品をご利用の場合は、次の「オプション製品をご利用の場合」の手順をご参照ください。
オプション製品をご利用でない場合は、「Step7. 移行するデータを復元する」に進みます。
オプション製品をご利用の場合
オプション製品をご利用の場合は、『奉行製品』のセットアップ後にオプション製品のライセンスを追加します。
- Windowsの[スタート]メニューから、[すべてのプログラム - 奉行シリーズ - ○○奉行○○ツール]を選択します。
- [製品情報]をクリックします。
- [ライセンス追加]ボタンをクリックします。
- ご利用中のオプション製品の[ライセンス変更]ボタンをクリックします。
- 「Step5. 登録番号、セットアップキーを控える」で控えた内容を入力し、[登録]ボタンをクリックします。
Step7. 移行するデータを復元する
移行先のパソコンに「Step2. 移行するデータをバックアップする」でバックアップしたデータを復元します。
バックアップデータの復元の詳細は、ヘルプセンターの「データ領域のバックアップを復元するには」をご参照ください。
参考 | 『運用管理ツール』でシステムバックアップを取得した場合は、移行先のパソコンの[スタート - すべてのプログラム - 奉行シリーズ - 運用管理ツール for 奉行 11ツール - システムバックアップ復元]で復元します。 |
Step8. 『奉行クラウドEdge』と接続する
『奉行製品』と『奉行クラウドEdge』を連携している場合にだけ必要な作業です。
注意 | 『奉行クラウドEdge』と連携した直後は、マスター情報が再アップロードされるため、アップロードが完了するまでは『奉行クラウドEdge』を利用できません。メニュー起動時にエラーが発生する場合があります。 |
- [○○クラウド運用設定]メニューを選択します。
例 - 奉行Edge 勤怠管理クラウド
[導入処理 - 勤怠管理クラウド運用設定 - 勤怠管理クラウド運用設定]メニュー - 奉行Edge 給与明細電子化クラウド for 奉行シリーズ
[導入処理 - 運用設定 - 給与明細電子化クラウド運用設定]メニュー - 奉行Edge 労務管理クラウド
[導入処理 - 運用設定 - 労務管理クラウド運用設定]メニュー - 奉行Edge 身上異動届出クラウド
[導入処理 - 運用設定 - 身上異動届出クラウド運用設定 - 身上異動届出クラウド運用設定]メニュー
- 奉行Edge 勤怠管理クラウド
- 以下のメッセージが表示されるので、[OK]ボタンをクリックします。
- [○○クラウド運用設定 - 接続情報登録]画面に接続情報が登録された状態で、[OK]ボタンをクリックします。
- 「○○クラウドとの接続テストを行います。よろしいですか?」のメッセージが表示されるので、[OK]ボタンをクリックします。
- 「接続テストに成功しました。」のメッセージが表示されるので、[OK]ボタンをクリックします。
- [○○クラウド運用設定 - 接続情報登録]画面に戻るので、[F12:登録]を押します。
注意 |
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Step9. 管理ポータルの組織と連携する
『奉行製品』の組織と『管理ポータル』の組織を連携している場合にだけ必要な作業です。
- 『管理ポータル』の[利用者 ‐ 組織]メニューで組織連携を解除します。
組織連携の解除方法は、ヘルプセンターの「組織連携を解除する」をご参照ください。 - 組織連携の解除が完了したら、組織を再度、連携します。
連携の手順は、ヘルプセンターの「『管理ポータル』に登録されている組織情報と『奉行シリーズ』のマスターを連携する」をご参照ください。
Step10. OMSSライセンスファイルを読み込む
移行先のパソコンをインターネットに接続しないでご利用の場合にだけ必要な作業です。
注意 | 移行先のパソコンをインターネットに接続しないでご利用の場合は、OMSSライセンスファイルを読み込まないと、一部の機能が利用できません。
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- インターネットに接続しているパソコンで、「奉行 Netサービス」の以下のページに接続します。
OMSSライセンスファイルダウンロード - 「OMSSライセンスファイル」をダウンロードします。
ダウンロードする「OMSSライセンスファイル」は、任意の場所に保存します。 - 2. で ダウンロードした「OMSSライセンスファイル」を、移行先のパソコンにコピーします。
- 『奉行製品』で[管理ツール - ライセンス一覧]メニューを選択します。
- [F6:ライセンス読込]を押します。
- 3. でコピーした「OMSSライセンスファイル」を指定します。
- [OK]ボタンをクリックし、ライセンスを更新します。
Step11. その他の再設定箇所を確認する
バックアップデータに含まれないデータを移行先のパソコンに再設定します。
詳細は、ヘルプセンターの「 新しいパソコンに『奉行製品』を移行した後に必要な設定(『奉行i11』スタンドアロン版、『奉行V ERP11』 Single Edition、『奉行J11』をご利用の場合)」をご参照ください。