回答
以下を設定すると、月 60 時間超時間(割増率引上時間)を集計できます。
補足 | 月 45 時間超時間を集計する場合も、以下と同様に設定します。 |
必要な設定
勤怠時間項目を作成する
[導入処理 - 勤怠項目登録 - 勤怠時間項目登録]メニューで、月 60 時間超時間の集計先となる勤怠時間項目を登録します。
時間区分に「5:法定外残業時間」を選択します。
補足 | 時間外労働時間(早出残業時間・普通残業時間・深夜残業時間)ごとに割増率引上時間を集計する場合は、それぞれの勤怠時間項目を登録します。 |
月 60 時間超時間の集計方法を設定する
[導入処理 - 時間外労働清算規則登録 - 割増率引上時間規則登録]メニューで設定します。
補足 | 部門や役職によって割増率引上時間規則を変更する場合は、あらかじめ、割増率引上時間規則単位を設定します。設定した単位ごとに、割増率引上時間規則を設定できます。 |
- [基本]ページ
月 60 時間超時間として集計する時間の範囲や、どの勤怠時間項目を時間外労働時間として集計するかを設定します。
- 月60時間超時間の集計に「する」を選択します。
(時間の範囲は初期値として「60時間00分 超~」が表示されます)
補足 45 時間超時間だけを管理する場合は、「~60時間00分 以下」の欄を[Delete]キーなどでクリアします。 - 時間外労働時間として集計する勤怠時間項目を設定します。
(時間区分が「4:法定内残業時間」「5:法定外残業時間」の勤怠時間項目から選択します)
例 早出残業時間:2 時間
普通残業時間:85 時間
深夜残業時間:5 時間上記の場合に、60 時間を超えた時間数(2 + 85 + 5 - 60 = 32 時間)が割増率引上時間(月 60 時間超時間)として集計されます。
- 月60時間超時間の集計に「する」を選択します。
- [集計方法]ページ
割増率引上時間の集計方法や、月 60 時間超時間の集計先となる勤怠時間項目を設定します。
- 割増率引上時間の集計方法を選択します。
例 時間外労働時間が 92 時間の場合
- 別集計
時間外労働時間が 60 時間、月 60 時間超時間が 32 時間と集計されます。 - 重複集計
時間外労働時間が 92 時間、月 60 時間超時間が 32 時間と集計されます。
- 別集計
- [基本]ページで設定した勤怠時間項目ごとに割増率引上時間を集計するかを選択します。
「しない」を選択した場合は、1 つの勤怠時間項目に割増率引上時間をまとめて集計します。 - 集計先勤怠時間に「勤怠時間項目を作成する」で作成した勤怠時間項目を指定します。
- 割増率引上時間の集計方法を選択します。
月 60 時間超時間の時間数を確認する
勤怠締処理を行う際に確認する
[勤怠締処理]メニューで、月 60 時間超時間の時間数(割増率引上時間の集計先として設定した勤怠時間項目の時間数)を確認できます。
[勤怠締処理 - 条件設定]画面の[項目選択]ページで、[選択項目]リストから月 60 時間超時間の集計先となる勤怠時間項目を選択し、[選択済項目]リストに移動します。
補足 |
『給与奉行』をご利用で、時間外労働の割増賃金を支払う場合は、月 60 時間超時間の時間数を『給与奉行』に転送します。 『給与奉行』の[給与賞与 - 勤怠データ受入 - 勤怠データ直接受入設定]メニューで、『給与奉行』の勤怠項目と当製品の勤怠時間項目を紐付けます。 関連付けが完了したら、勤怠データを転送します。 |
就業月報などの管理資料で確認する
[就業月報]メニューなどで月 60 時間超時間の時間数を確認できます。
[就業月報 - 条件設定]画面の[集計項目設定]ページで、[選択項目]リストから月 60 時間超時間の集計先となる勤怠時間項目を選択し、[選択済項目]リストに移動します。
補足 | 月 60 時間を超える時間外労働時間を代替休暇へ振り返る場合は、ヘルプセンターの「月 60 時間を超える時間外労働時間を代替休暇へ振り替えたい」をご参照ください。 |