回答
以下の手順で、月 60 時間を超える時間外労働時間を代替休暇に振り替えます。
注意 | あらかじめ、月 60 時間を超える時間外労働時間を集計できるように設定します。 詳細は、ヘルプセンターの「月 60 時間を超える時間外労働時間を集計したい」をご参照ください。 |
必要な設定
代替休暇を管理する
[導入処理 - 運用設定 - 会社運用設定]メニューの[休暇設定]ページで、代替休暇と休暇換算時間を設定します。
- 代替休暇に「あり」を選択します。
- 1 日分の休暇を時間に換算した場合の時間数を入力します。
所定労働時間に 1 時間未満の端数がある場合は、休暇換算時間は切り上げて入力します。
例 所定労働時間が 7 時間 45 分の場合は、休暇換算時間は 8 時間と入力します。
代替休暇用の事由を登録する
[導入処理 - 勤怠事由登録 - 事由登録]メニューで、代替休暇用の事由を登録します。
事由区分に「17:代替休」を選択します。
補足 |
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代替休暇への振替方法を設定する
[導入処理 - 時間外労働清算規則登録 - 割増率引上時間規則登録]メニューで、代替休暇について設定します。
- [基本]ページ
代替休暇に「あり」を選択します。 - [代替休暇]ページ
月 60 時間を超える時間外労働時間の時間数を、どのように代替休暇へ振り替えるかを設定します。
- 代替休暇への振替方法を設定します。
詳細は、後述の「代替休暇への振替方法」をご参照ください。 - 代替休暇への自動振替に「する」を選択すると、 [勤怠処理 - 勤務データ入力 - 代替休暇振替日数入力]メニューで、代替振替可能日数が代替振替日数にすべて振り替えられます。
- 代替休暇への振替方法を設定します。
代替休暇への振替方法
項目 | 説明 | ||
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振替単位 | 月 60 時間超時間を代替休暇へ振り替える際に、振り替える単位を選択します。 | ||
代替休暇算出方法 | 代替休暇へ振り替える際の算出方法を選択します。 | ||
換算率 |
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換算時間 |
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代替振替可能日数算出方法 | 代替振替可能日を算出する際に、振替単位に満たない時間がある場合の振替方法を選択します。
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社員ごとの休暇換算時間を入力する
[社員情報登録]メニューの[就業]ページで、社員ごとの休暇換算時間を登録します。
(前述の「代替休暇を管理する」で休暇換算時間を設定しても、すでに登録されている社員情報には反映されません)
1 日分の休暇を時間に換算した場合の時間数を入力します。
補足 |
休暇換算時間を設定する社員が多い場合は、[社員情報一括登録]メニューで登録します。
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代替休暇振替日数を確認・修正する
[勤怠締処理]メニューで処理状況を「処理済」にすると、[勤怠処理 - 勤務データ入力 - 代替休暇振替日数入力]メニューで、月 60 時間超時間や代替振替可能日数などを確認できます。
代替休暇への自動振替が「する」の場合は、代替振替が可能な日数が代替振替日数に自動的に表示されるので、必要に応じて修正します。
補足 |
[勤怠締処理]メニューで処理状況を「処理済」にすると、[社員情報登録]メニューの[就業]ページの代替休残日数が更新されます。 |
代替休暇を消化する
[勤務データ入力]メニューの各メニューで、代替休暇を入力します。
- 前述の「代替休暇用の事由を登録する」で登録した事由を入力します。
- 時間単位で代替休暇を消化する場合は、「時間代替休」を入力します。出勤時間から時間代替休の時間数が差し引かれます。
9 時からの勤務で、時間代替休を 1 時間消化した場合は、出勤時間が 9 時から 10 時の間であれば、9 時を過ぎていても遅刻時間は計上されません(早退時間も同様です)。
補足 - 時間代替休を入力するには、[条件設定]画面の[項目選択]ページで[選択項目]リストから「時間代替休」を選択し、[選択済項目]リストに移動します。
- 「時間代替休」と「代替休時間」の違い
時間代替休 時間単位で消化した代替休暇の時間数 代替休時間 代替休暇を時間数であらわした時間 例 - 1 日代替休暇(所定労働時間が 8 時間)を取得した場合
時間代替休:0 時間
代替休時間:8 時間 - 1 日代替休暇(所定労働時間が 8 時間)と時間代替休を 1 時間取得した場合
時間代替休:1 時間
代替休時間:9 時間
- 1 日代替休暇(所定労働時間が 8 時間)を取得した場合
- 代替休暇が消化されると、代替休残日数が減算されます。
補足 | 『給与奉行』をご利用の場合は、勤怠データを『給与奉行』に転送できます。 必要に応じて、代替休暇に関する項目などを『給与奉行』の勤怠項目に紐付けます。 |