回答
[償却方法変更]メニューや「資産登録]メニューで、償却方法を変更できます。
ここでは、償却方法を「定率法」から「定額法」に変更する手順を例に説明します。
- 複数の資産の償却方法を一括で変更する方法
- 償却方法を個別に変更する方法
- 償却方法変更後の影響額を確認する方法
複数の資産の償却方法を一括で変更する方法
- [資産管理 - 償却方法一括変更 - 償却方法変更]メニューを選択します。
『固定資産奉行i』をご利用の場合は、[資産管理 - 償却方法変更]メニューを選択します。 - [償却方法変更 - 条件設定]画面で、各項目を設定します。
- 変更内容を設定します。
- 会計基準で、償却方法を変更する会計基準を選択します(『固定資産奉行V ERP』をご利用の場合)。
- 償却方法で、「定額法」-「新/旧定額法」を選択します。
- 償却期間から経過年数を控除するにチェックを付けます。
- 変更対象を設定します。
- 償却方法で[選択]ボタンをクリックして、「200%定率法」「250%定率法」「旧定率法」を選択済項目へ移動します。
- 選択基準で、どの会計基準の償却方法を対象にするかを選択します。
- 対象となる資産を絞り込む場合は、[詳細条件]ページと[付箋]ページも設定します。
- 設定が完了したら、[画面]ボタンをクリックします。
- 変更内容を設定します。
- [償却方法変更]画面で償却方法を変更する資産にチェックを付けます。
- [F2:実行]を押します。
- [バックアップ確認]画面が表示されるので、バックアップデータを作成します。
償却方法変更の確認メッセージが表示されるので、[OK]ボタンをクリックします。
参考 実行できなかった資産がある場合は、[償却方法変更 - 未処理データ一覧]画面が表示されます。画面に記載されている情報をもとに対処してください。
[印刷]ボタンまたは[プレビュー]ボタンをクリックすると、対象資産とその理由を一覧で確認できます。
償却方法を個別に変更する方法
注意 | 償却方法を変更した後で、変更前の償却方法に戻す機能はありません。 償却方法を変更する前に、必ずバックアップを作成してください。 |
- [随時処理 - バックアップ]メニューで、バックアップを作成します。
- [資産管理 - 資産登録 - 資産登録]メニューを選択します。
[償却方法変更]ページを選択し、償却方法の変更情報を入力します。
『固定資産奉行i』をご利用の場合
『固定資産奉行V ERP』をご利用の場合
①変更日付で、償却方法を変更する日付を入力します。参考 当期に償却方法を変更する場合は、会計期首日付を入力してください。
なお、前期以前の日付を入力することもできます。②変更後償却方法にチェックを付けて、「1:新定額法」または「3:旧定額法」を選択します。
参考 「1:新定額法」または「3:旧定額法」を入力すると、以下のメッセージが表示されます。
[控除する]ボタンをクリックすると、変更後償却期間と変更理由、変更後の計算方法の設定が変更されます。
変更後償却期間には、残り期間が設定されます。- 『固定資産奉行i』をご利用の場合
- 『固定資産奉行V ERP』をご利用の場合
- 『固定資産奉行i』をご利用の場合
- [F12:登録]を押します。
参考 | 償却方法変更後の償却額の計算式を確認する場合 [償却方法変更]ページを開いた状態で、[F1:操作説明]を押します。 「変更後償却方法」の参考にある「算出償却額の計算方法」をご参照ください。 |
償却方法変更後の影響額を確認する方法
『固定資産奉行i』をご利用の場合
- [データ領域管理 - バックアップ/復元 - バックアップ復元]メニューで、償却方法変更前のバックアップデータを復元します。
- [導入処理 - 会社情報登録]メニューを選択します。
「会社名1」を変更します。
例 OBC商事株式会社(償却方法変更前) - 以下の 2 つのデータ領域で、それぞれで「固定資産台帳」などを出力して、金額を比較します。
- 償却方法変更後のデータ領域
- 償却方法変更前のデータ領域
『固定資産奉行V ERP』をご利用の場合
- [決算処理 - 注記情報リスト - 減価償却方法変更影響額リスト]メニューを選択します。
- [基本条件]ページで「影響額」の条件を設定します。
- 影響額で、「償却方法の変更(耐用年数だけの変更を含む)」を選択します。
- 変更前で、「200%/250%/旧定率法」を選択します。
- 変更後で、「新/旧定額法」を選択します。
- [画面]ボタンをクリックします。
- [減価償却方法変更影響額リスト]画面で、「変更後」「変更前」「変更後 - 変更前」の金額を確認します。